本サイトではパーキンソン病に関する情報を幅広く紹介しております。



パーキンソン病とは

診断基準

パーキンソン病は、ゆっくりゆっくり症状が進行していきます。そのため、周りの人が「少しおかしい」と気付いても、本人がパーキンソン病に対する自覚症状がない場合もあります。パーキンソン病の診断は、厚生省特定疾患・神経変形疾患研究班のパーキンソン病診断基準に沿って行います。まず自分自身も含め、このウェブサイトを読まれている人も客観的にパーキンソン病診断基準を疑ってみることが重要だといえます。それと、パーキンソン病とパーキンソン症候群は別の疾患だということを認識してください。パーキンソン症候群はパーキンソン病と良く似た症状を発症する病気です(パーキンソニズム)。例えば、動脈硬化性パーキンソン症候群・薬剤性パーキンソン症候群等々…これらは難病疾患として厚生省に指定されていないからです。

パーキンソン病診断基準

振戦(しんせん) …… 一番特徴的な症状が振戦=震えです。安静にしている時、突如として震えが起こりパッと治まります。それが酷くなると、片側の上肢が震えだし→もう一方の上肢→反対側の下肢→もう一方の下肢と震えが広がっていきます。

筋固縮 …… これは自分自身では気づくことがありません(外部から加わった力に対する抵抗)。身体全体(四肢)をリラックスさせた状態で、関節を動かした時に感じる抵抗力です(この抵抗力は動かした人しかわかりません)。

無動・寡動 …… これは日常生活で起こる特徴的な動きです。動き始めが鈍くなる・物事に対する動作が非常に鈍くなる・歩く時の手の振りが少なくなる・まばたきが少なくなる(表情がなくなる)・話し方に感情の起伏が感じられず、単調で低くなる…

姿勢・歩行障害 …… 姿勢が前屈みになり、歩き方もすり足のように(引きずって歩く)なります。そして、段差がある場所ばかりでなく、平坦な場所でも転びやすくなります。

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振戦・筋固縮・無動寡動・姿勢・歩行障害はパーキンソン病の自覚症状であり、神経所見の結果でもあります。そして臨床検査所見の結果として、一般的検査で異常なし・脳検査でも異常なしならば、パーキンソン病を発症している可能性が非常に高いと思われます。パーキンソン病診断基準を読まれて、これらの症状に「思い当たる」ことが多いようであれば、まずはかかりつけの医師に相談してみてください。パーキンソン病にかかわらずどんな病気でも、早期診断による早期発見が重要です。現況においてパーキンソン病は完全に治癒することはできませんが、症状を改善させることによって(改善はできる)一般の人と同じように社会生活を送ることはできます。