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TOP > 改善例とその治療について > パーキンソン病~優しい生活環境を作ろう~

パーキンソン病の今後

パーキンソン病を発症した患者さんにとって、いかに日々の生活を安全に暮らすことができるかということが重要になってきます。

そのため、家族(介護者)も優しい生活環境作りを手伝ってもらわなければなりません(協力)。

そして優しい生活環境とは、「家(内部)」を意味します。

実は、パーキンソン病患者さんにとって家の中にも危険が一杯あるからです。

○家全体…
部屋と廊下の段差をなくしましょう。段差があると、どうしても転びやすくなるからです。

○冷暖房の設置について…
パーキンソン病を発症した患者さんは、手足が非常に冷える傾向にあります。なるべく、冷房設定は弱くしてあげてください。
(できれば、室内温度は1年中一定にするのがベストです。)

○整理整頓…
仮に床に物を置いてしまった場合、物にぶつかり怪我をしてしまう危険性があります。

○浴室…
滑りにくいゴム製のマットを敷く/浴槽に手すりを付ける等々、転びにくい浴室に変える必要があります。

○脱衣所…
パーキンソン病患者さんがゆっくり脱衣できるように、椅子を用意しましょう。(冬場は寒暖の差が激しいので、できれば暖房機の設置を)。

○ブザー設置…
万が一の緊急事態を考え、浴室に緊急ブザーを設置することをお勧め致します。

○寝室…
寝具はベッドがベストです(布団は上げ下げがあります)。そして、必ず転落防止用の手すりを付けてください。

こうして家の中を改良することによって、パーキンソン病患者さんは優しい生活環境を手に入れることができるのです。