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TOP > パーキンソン病の基礎知識 > パーキンソン病の新薬、その特徴について

パーキンソン病の正体とは何か

現在の医学でも、パーキンソン病を完治させる治療法は発見されていません。

しかし、パーキンソン病の進行を遅らせる治療法は見つかっています。

ここでは、パーキンソン病に効果がある新薬について触れてみたいと思います。

○アポカイン…

薬物治療を増量してもパーキンソン病に効果が現れなくなった場合、皮下注射のアポカインが用いられます。
そしてアポカインは2012年に日本でも承認され、現在ではパーキンソン病治療の選択肢の1つとして認められています。

○ロチゴチン(貼付剤)…

1日1回、ロチゴチンを貼り付けるだけで、パーキンソン病のさまざまな症状に効果を発揮する貼付剤です。

○KW-6002…

現在、パーキンソン病の新薬として承認中のKW-6002は、有効薬レボドバ製剤を用いている患者さんに対して処方する薬物治療です。
臨床治験では、多くの患者さんに効果を発揮していて、承認されれば新たにパーキンソン病治療の選択肢が広がることになります。

○コムタン錠…
コムタン錠は、パーキンソン病に効果がある有効薬レボドバ製剤を持続させるための新薬です。
そしてコムタン錠だけの服用では効果が出ず、必ずレボドバ/カルビドバなどと併用しなければなりません。
(ちなみにコムタン錠を服用すると、便秘や幻覚症状といった副作用を引き起こす可能性があります。)

このように、次々と確実にパーキンソン病の進行を遅らせる新薬が出ています。

必ずや近い将来、完治できる新薬がでることを期待しています。